中等教育プログラム Middle Years Program( MYP)
熊本インターナショナルスクール(KIS)の中等教育プログラム(MYP)は、4年間(Grade 7、8、9、10)にわたって提供され、主にリスニングスキル、協働スキル、チームワーク、プレゼンテーションスキルの育成に焦点を当てています。初等教育プログラム(PYP)では、教科を横断するトランスディシプリナリー(学際的)理解に重点を置いていますが、MYPでは異なる教科の知識を結びつけるインターディシプリナリー(学際的)理解の発展に取り組んでいます。これにより、生徒はより深い知識と応用力を得て、将来の学問的・社会的な成功に向けて準備を進めます。なお、KISは現在、MYPの候補校であり、IB認定校になるための準備を進めています**。
**IB機構から認定を受けた学校のみが、以下の4つの教育プログラム(初等教育プログラム(PYP)、中等教育プログラム(MYP)、ディプロマプログラム(DP)、キャリア関連プログラム(CP))を提供することができます。候補校のステータスは、認定が与えられることを保証するものではありません。IBとそのプログラムに関する詳細は、www.ibo.orgをご覧ください。
KISの魅力を知る Discover What Makes KIS Unique
KISの魅力を知る | Discover What Makes KIS Unique中等部のカリキュラム Junior High School Curriculum
多言語教育を推進するKISのMYPの学び
熊本インターナショナルスクール(KIS)では、中等教育プログラム(MYP)の主な授業言語は英語です。しかし、私たちは真の多言語主義を推進し、言語の多様性を大切にしています。英語に加えて、日本語と中国語(マンダリン)の授業も提供しており、生徒がそれぞれの言語能力と文化理解を深める機会を提供しています。このアプローチにより、生徒は学術的な成長を遂げるだけでなく、グローバル社会で成功するための準備を進めることができます。
MYPの8つの教科分野
MYPのカリキュラムは以下の8つの教科分野に基づいており、生徒がバランスの取れた学びを得られるようになっています
- 言語と文学(Language and Literature)
- KISでは、生徒は英語、日本語、中国語(マンダリン)でLanguage & Literatureを学ぶことができます。
- 言語習得(Language Acquisition)
- KISでは、MYPのLanguage Acquisition(言語習得)を英語、日本語、中国語(マンダリン)で提供しています。
- 個人と社会(Individuals and Societies)
- 数学(Mathematics)
- 科学(Sciences)
- 芸術(Arts)
- デザイン(Design)
- KISでは、デジタルデザインに重点を置き、Adobe PhotoshopやIllustratorなどの業界標準のデザインソフトを使用しています。
- 体育と健康教育(Physical and Health Education)
学際的学習
複数の教科にわたるテーマを学ぶことによって、異なる教科間の関連性を理解し、より深い知識を得る学際的なアプローチを取り入れています。このアプローチでは、生徒が特定の教科の枠にとらわれることなく、幅広い視点で学びを深めることができます。例えば、歴史の授業で学んだ社会的な背景を、文学の授業での物語分析に活かしたり、科学で学んだ理論を、デザインやテクノロジーのプロジェクトに応用したりすることが可能です。これにより、各教科の知識を相互に関連づけることで、より統合的で実践的な学びを実現し、生徒の批判的思考力や問題解決能力を強化します。また、学際的な学びを通して、現実社会の複雑な問題に対する理解を深め、多角的な視点から課題に取り組む力を養うことができます。
MYPグローバルコンテクスト(文脈)
KISのMYPでは、生徒がグローバルな視野を持ち、現代社会における文化的多様性や環境問題など、世界的な課題に対する理解を深めることを目指しています。グローバルな文脈を学びの中心に据えることで、生徒は異なる文化や価値観を理解し、多様な視点を尊重する姿勢を身につけます。これは単なる知識の習得にとどまらず、他者との共感や協力を通じて、真の国際的な市民としての意識を育むことに繋がります。
さらに、生徒は世界中で直面している環境問題、貧困、教育格差、紛争などの複雑な課題に対しても、批判的かつ創造的に取り組む力を養います。これにより、生徒は持続可能な未来を築くための責任を理解し、自分自身が社会や世界にどのように貢献できるかを考える力を育てます。
また、グローバルな文脈で学ぶことによって、生徒は多言語や多文化に触れる機会が増え、異なる文化背景を持つ人々とのコミュニケーション能力も向上します。これは将来のグローバルなキャリアや人間関係においても非常に重要なスキルであり、KISのMYPはこうした能力を積極的に伸ばすカリキュラムを提供しています。
MYPの評価プロセス Assessment in the MYP
MYPにおける評価 – 指導方法、成績評価、およびアセスメント
MYPでは、生徒の学習成果が基準に基づいた評価(Criterion-Referenced Assessment)を通して測定され、明確な基準に照らして評価されます。この方法により、生徒は他者との相対評価ではなく、各自がどの程度基準を達成しているかに基づいて評価され、進捗や成長に焦点を当てられます。
MYPの評価は各教科において次の4つの基準に基づいて行われます。これにより、生徒の理解度や応用力、探究力、そしてコミュニケーション能力を全体的に捉えることが可能です:
MYPの評価の4つの基準
1. 知識と理解(Criterion A: Knowledge and Understanding)
- 生徒が各教科の概念や内容をどれだけ理解しているかを評価します。この基準では、基礎知識だけでなく、その知識をどのように応用して問題を解決するかが重視されます。
2. 応用(Criterion B: Investigating, Organizing, or Applying Skills)
- 知識やスキルをどのように実際の問題や課題に応用できるかを評価します。これは、単に暗記した知識を再現するのではなく、新しい状況でどのように活用できるかを測るものです。
3. 分析と批判的思考(Criterion C: Thinking Critically or Creating Solutions)
- 問題解決能力、批判的思考力、創造的な解決策の提案が評価されます。生徒は情報を評価し、論理的な結論を導き出すことが求められます。
4. コミュニケーションと協働(Criterion D: Communication and Collaboration)
- 生徒が学んだ内容を他者に効果的に伝える能力や、他の生徒と協力して作業を進めるスキルを評価します。これは、プレゼンテーション、ディスカッション、チームワークを通じて測定されます。
- MYPでは、評価基準ごとに0〜8のスコアが定期的なタスクやプロジェクト、テスト、プレゼンテーションを通じて与えられ、生徒は自身の進捗と改善点を把握できます。
フィードバックの重要性
KISでは、評価とともにフィードバックが重要な役割を果たしています。フィードバックは、生徒が学習過程で自分の強みや改善点を認識し、次のステップに向けて成長できるように支援します。教師は生徒の進捗を細かく観察し、個別の指導やサポートを提供することで、学習者一人ひとりに適した指導を行います。
KISでは、MYPの評価を通じて、生徒が自分の学びを振り返り、次の目標に向かって前進するためのサポートを行い、総合的な成長を促進しています。
ディプロマプログラム(DP)への準備 Preparation for the DP Program
MYPは、生徒が次の段階であるIBディプロマプログラム(DP)に進むための準備を整えるだけでなく、将来のキャリアに必要なスキルをも提供します。
数学と科学の厳格な指導
熊本インターナショナルスクール(KIS)では、中等教育プログラム(MYP)において、特に数学と科学の厳格な指導に力を入れています。生徒がこれらの重要な教科でしっかりとした基盤を築き、将来の学問的・職業的成功に必要なスキルを習得できるよう、探究学習や実践的なアプローチを通じて深い理解を促進しています。
KISのMYPは、特に数学と科学の分野で厳格な指導を行いながら、生徒の多面的な成長をサポートする評価システムを通じて、国際的な舞台での成功を目指すための基盤を提供します。
Map to Toshima Campus
戸島西キャンパス
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