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パラリンピックの目指すもの - Grade 3

3年生の国語の教材に、「パラリンピックの目指すもの」というのがあります。パラリンピックの競技がどういうものか、そしてパラリンピックは何を目指しているのかということを考える教材です。学習の中で、パラ水泳の第一人者富田宇宙選手の水泳への取り組みを学習した後、直接富田選手に、質問する機会を設けました。11の質問をお願いしたうちの一部です。

Q:どうやって、目が見えない生活に慣れたのですか。

A:まだ、慣れていません。僕の障害は、だんだん目が見えなくなる障害で、まだ完全に真っ暗ではないので、今も見えなくなっていく途中です。できないことが増えるたびにどうやって克服すればよいか考えたり、見えなくてもできるように訓練したり、そういうう毎日です。

Q:どうして、そんなに速く泳げるのですか。

Aたくさん練習しているからです。たくさん練習すれば、だれでも同じくらい速く泳げると思います。

彼の、前向きに頑張る姿に、子供たちもさらにファンになったようです。

 

また、パラ陸上で、義足のランナーの存在も学習しました。そこで、今回、熊本総合リハビリテーション学院の笹川友彦先生と義足ユーザーの大内田伸也さんを学校にお招きして、義足体験教室を、1年生から3年生の児童を対象に実施しました。義肢装具の説明、そして、作り方、実際着けての体験、そして大内田さんによる実演など、2時間みっちり学習しました。子供たちはそのたびにたくさんの疑問を持ち、先生に多くの質問をしました。

今回の体験教室で、初めて知ることが多く、たくさんの学びがあったことと思います。